てらこやのご紹介

てらこや@アムステルダムとは

オランダを生活の基盤とし、
将来も世界各地を舞台に活躍する子ども達が、
日本語を学ぶ場です。

現在の活動状況は?

毎週日曜日の朝、日本語の授業を行っています。
現在4クラスを開講しています。
「てらこや」の4文字をとって、
それぞれ「て組」「ら組」「こ組」「や組」です。

「て組」、「ら組」は、日本の小学校入学学齢前の子どもが対象です。

「て組」は、運筆、ひらがなを中心語彙の強化に取り組みます。
「ら」組は、カタカナの習得と、より多様な表現方法を学びます。

この両クラスの授業には、てらこや独自で開発した教科書『おひさま』を使います。

オランダのマルチリンガルな環境下で
成長する子どものための教科書です。

てらこや講師陣が最新の日本語教育に関する知識と、
長年の教育現場での経験を生かし、作成しました。

こちらは、2017年冬、くろしお出版より出版予定です。
(※詳細はこちらから→

「こ組」は、日本の小学校低学年の子ども対象です。
日本国内で使用されている国語教材と独自教材を組み合わせながら、
漢字を含めた読み•書き•聞く•話すの基礎力をつけます。

「や組」は、小学校高学年•中学生を対象としています。
国語だけではなく、理科や社会の要素も取り入れながら、
少し抽象度の高い日本語を習得していきます。

教室は、アムステルダム・バウテンフェルデルトの
片倉語学教室を借用しています。
小さな教室のメリットを最大限に生かし、
教師−生徒間、生徒−生徒間の対話を大切にしながら授業を進めています。

クラス編成は?

少人数クラスの良さを生かすため、各クラス最大8人程度の編成です。
日本語教育の専門家である講師が各クラスを担当します。
またアシスタントとして、数人のボランティアが、授業のサポートをしています。

授業内容は?

講師による日本語授業は毎回60分です。
各クラスの授業内容は、以下のようになっています。

【て組】
楽しく日本語を学びながら、日本文化に触れることを重視したクラスです。
年中行事、日本の遊び、歌、折り紙などを取り入れながら授業を行います。

また、独自開発のひらがな教材と教科書を使用し、
運筆からひらがなの読み•書きまで丁寧に指導しています。
教科書は、オランダの文脈に合わせた内容で、
子どもたちの語彙•表現力を無理なく高めることができます。(4歳から)

【ら組】
楽しく日本語と日本文化を学びながら、
日本語の運用力(特に話す力、読む力)を高めていくクラスです。
「て組」同様、日本の年中行事や遊びも適宜取り入れております。

独自開発の教科書は、
月ごとのトピック(「たべもの」「いろいろなくに」など)ごとに、
一つの文脈の流れの中で自然にひらがなの復習、カタカナの習得、
語彙•表現の強化ができる内容です。
宿題用のページもあり、家庭学習のサポートも万全です。(5歳から7歳くらい)

【こ組】
子どもたちの知的好奇心を刺激しながら、
日本語力だけでなく、総合的な「考える力」を育成します。

言語面では、日本国内で使用されている国語教材も使いながら、
基本的な漢字も含めた日本語の読み•書き能力を高めます。
また、海外在住の子どもたちが苦手とする助詞や
コロケーション(よく使われる語と語の組み合わせ)に関しては、
特に力を入れております。

認知面では、子どもたちの「なぜだろう」という気持ちを大切にしながら、
ただ知識を享受するだけでなく、
自ら考え、発信する力の基礎を築きます。
(7歳から10歳くらい)

【や組】
ひとりひとりの興味•関心に合わせ、
多様なトピックについて学びながら、
総合的な日本語運用力を高めます。

日本国内で使用されている国語教材のほか、
日本の地理•歴史、
最近のニュースなどを題材に勉強を進めます。
また、日本語で情報を受信•発信するための基礎、
基本的な敬語、話し言葉と書き言葉の違いなども学びます。
(10歳から15歳くらい)

授業計画で重視していることは?

子ども達の生活背景や、到達度、
学習スピードに合わせて授業を計画しています。

そのためクラスは学年ではなく、各々のニーズや到達度、
発達段階などを総合的 に考慮し、フレキシブルに編成しています。

「て組」、「ら組」は、独自の教科書を使用しますが、
毎月のトピックは共通しています。

例えば、9月は「て」組も「ら」組も、「いろいろなくに」について勉強します。

その中で「て」組は、オランダや周囲の国、日本の国旗を見ながら色の名前を覚えたり、
地図を見ながらその国がどこにあるのかを学びます。

「ら」組は、更に多くの国の国旗や地図上の位置も勉強しながら、
カタカナで国名を読み書きできるようにします。

このように、共通のトピックを2年続けて学ぶことで、
オランダの現地校入学と共に忘れてしまいがちな
日本語語彙の復習•強化、知識の定着をはかっています。

「こ組」、「や組」は、ともすれば、オランダ語•オランダ文化への興味が増し、
日本語•日本文化と距離を置きたくなってしまう少し「難しい」年頃です。

現地校や習いごとなどのバランスの中で、日本語を続けて勉強してもらうため、
子どもたちひとりひとりの興味•関心に合わせた授業内容はもちろん、
授業ひとつひとつ、一ヶ月、一学期を通して、
達成感を得られるよう工夫しながら授業計画を立てています。

「てらこや」の運営はどのように?

保護者、講師および趣旨に賛同する協力者のオープンなネットワークが
「てらこや」の運営母体です。

会計、課外授業、イベントなど担当を決め、協力して進め ています。
また担当者ごとの打ち合わせのほか全体でのミーティングを定期的に開き、
インターネットも活用して円滑で密なコミュニケーションをはかっています。

それぞれの得意な分野を活かし、皆が積極的に運営を担い元気に活動していることが
てらこやの大きな特色であり、また生命であると思います。

「てらこや」を設立した動機は?

保護者の強い願いからです。

オランダに既存の日本語教育機関は、将来帰国する子供達が
すぐに日本の学校に編入・進学できるようにすること、
そして日本社会にスムーズに適応できるようにすることを主目標としてい ます。

当然日本国内の公立小中学校と同じカリキュラムとスピードで授業が進みます。
それは日頃オランダ社会で生活し、日本語に接する機会の限られた子 供達の
ニーズや到達目標には必ずしも合致しません。

また補習校入学や、夏休みを利用した日本国内の学校への体験入学なども
視野に入れて早めに子どもの日本語学習を始めたり、
もう少し速さや力点の違うプログ ラムで学ぶなど、
もっと多様性があっていいのではないか。

そう考える保護者が中心となり、
賛同者とともに2008年に発足しました。

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てらこやのご紹介」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 焦らない、比べない、でも続けること | Terakoya @Amsterdam

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