教科書の試用版、完成!

海外に住んでいる、マルチリンガルのお子さんのための教科書の試用版が、ついに完成しました!

国語教材とも、日本語教材とも、ひと味違う内容です。てらこやの講師陣が、知識と経験をフル活用して作成しました。

基本的なアイデアは、ヨーロッパの複言語主義の考え方です。「日本人の子どもなんだから!」と価値観を押しつけるのではなく、ひとりひとりの言語の体験•知識を豊かにすること、異文化理解の心を育てること、自己表現と相互理解を可能にする日本語学習を理念としました。

このため、何よりも子どもたちが楽しく勉強できること、他者に「伝えたい」という気持ちを育てることを大切にしました。そのための活動例、歌の紹介、子どもへの問いかけ例などなど、たくさんのアイデアを贅沢につめこみました。

3人のアーティストさんにもご協力いただいて、素敵なイラストを描いていただきました!(もう、この絵を見るだけでも、わくわくするような、本当にすばらしい挿絵ばかりです。)

絵が多いので、子どもの日本語力に合わせて、聞き取り練習から自由に話す練習まで、幅広い使い方ができるのも特徴です。

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ただ楽しく勉強できるだけではありません。言語面も文化面も充実しています。

言語面では、語彙、コロケーション(語の組み合わせ)、助詞など、特に海外在住の子どもたちにとって難しいと言われる部分に焦点を当てました。また、書きよりも読みを重視しています。

文化面では、ただ日本の文化を紹介するだけでなく、その文化体験自体もことばの教育とつなげたり、在住国の文化と比べることができるようにしました。

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それから、子どもたちにとって身近な文化や話題もたくさん登場します。

今回はオランダ•バージョンとして作成したので(ゆくゆくは世界版も作る予定です!)、オランダやヨーロッパの地図、国旗、シンタクラースなどがでてきます。

「日本語の教科書だから、日本の話だけ」ではなく、子どもにとって「ピンとくる話」(自分が住んでいる場所•文化)を使いながら日本語を学ぶことこそが、子どもたちの思考力を高めると考えるからです。

(逆に言うと、の部分のみ自国の地理や文化に差し替えていただければ、どの国でも使える教科書でもあります。)

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この教科書、て組&ら組で、今週スタートする新学期から、早速使います!

「中身が気になる」という方のために、これから数日に渡って、ちょっとだけ内容をご紹介します。どうぞお楽しみに。

 

また、こ組(7歳、8歳、9歳) や組(9歳以上)では今期から日本の小学校で使用されている教科書を使用し、授業をすすめていく予定です。

 

文:てらこや講師: 山本絵美

 

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・4歳クラス『て』組教科書紹介記事①→

・4歳クラス『て』組教科書紹介記事②→

・5、6歳クラス『ら』組教科書紹介記事①→

・5、6歳クラス『ら』組教科書紹介記事②→

・教科書紹介2点の共通点 →

 

 

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