教科書紹介〜て組(4歳クラス)【2】

て組(4歳クラス)の教材は、教科書本冊とひらがな教材に分けました。

ひとつめの理由は、てらこやでは、ひとりひとりの進度に合わせた授業をするからです。て組の対象年齢は4歳からですが、運筆から始める子もいれば、すぐにひらがなの勉強を始める子もいて、様々です。なので、教科書本冊はクラス全員で使い、書く練習の教材は別のほうが良いということになりました。また、「内容レベルとしては、ら組がちょうど良いが、まだひらがなが弱い」というお子さんの場合も、ら組でカタカナを一緒に勉強しながら、ひらがな教材を家で使って勉強することもできます

このように多様な生徒さんに合わせることが可能になるので、ひらがな教材を別冊としました。

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「ひらがな教材なんて、いくらでもあるじゃない!」と思われる方もいるかもしれません。確かによくできたひらがな教材がたくさんありますし、最近はインターネットの無料教材も充実しています。

それでも、海外の子どもたちには「ちょっと合わない」と思うことも多いのです。

一番大きいのは、語彙の選択です。

「こけし」「えんがわ」「ラムネ」。確かに、日本国内ではよく使うことばかもしれません。しかし、これは、本当に海外の子どもたちが最優先で覚えなければならない言葉でしょうか。

限られたインプットの中で語彙を増やすのは、大変なことです。語彙は、マルチリンガルとして成長する子どもにとって(大人になっても)永遠に続く課題ともいえます。そして、日本語に使える時間もエネルギーも限られています。だからこそ、語彙の選択は重要なのです。

このひらがな教材は、日本国内のモノリンガルの幼児が習得するべきとされる語彙の中から、てらこやの一番のベテランの先生が言葉を選んで作成しました。どれも本当によく使う言葉ばかりです。

また、海外の子どもたちは、名詞よりも動詞を苦手とすることが多いです。たとえば、「うみ」はよく覚えていても、「泳ぐ」がなかなか出てこなかったり、「ごみ」はわかっても「捨てる」が難しかったりします。

てらこやのひらがな教材には、名詞だけでなく、動詞も形容詞もたくさんのせてあります。これも同じく、使用頻度の高い、大切な言葉ばかりです。

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書く練習は、指でなぞり書きをするところから始められます。このパートは、1ページに1文字という贅沢な作りです。

指でなぞって繰り返し練習をし、言葉をリズムよく口ずさむことで、効率よくひらがなを覚えることができます。
(そのための「詩」も、講師のひとりが考えました。)

このページにも、よく使う言葉と素敵なイラストが描かれています。このイラストを描いてくれたのは、大学でアニメーション制作を勉強された方です。今にも動き出しそうな、本当にすばらしい絵です。特に動物や人物の目がかわいいので、ご注目ください。

ひらがな教材1ひらがな教材3

文ーてらこや講師:山本絵美

 

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