苦手な動詞が得意になる本

こ組&や組担当のEmiです。

以前、てらこやの同僚のY講師に
「こちらに住んでいる子は、名詞よりも動詞が弱いことが多い」
と教えてもらいました。

確かに、てらこやでも補習校でも、
「プールで」まで言えても、「泳ぐ」が出てこなかったり、
「パンを」の後、「焼く」が出てこないことがよくありました。

これはいったい、どうしてなのでしょうか。

★★★

まず、幼児の言語習得の順番として、一番最初に覚える品詞は名詞です。
これは、すべての言語に共通していると言われています。

幼児の使用語彙を比べると、名詞が圧倒的に多く
ついで動詞、形容詞の順番です。

この理由は、名詞のほうが具体的だからです。
名詞は、実際に見たり、触ったりできるものがほとんどです。

これに対して、動詞や形容詞はより抽象的です。

★★★

ここからは、私の個人的な考えです。

モノリンガルのお子さんであれば、小学校低学年のまでの段階で、
動詞と形容詞の語彙がぐんと増えます。

しかし、海外で成長するマルチリンガルのお子さんの場合、
4歳から8歳頃というのは、ちょうど現地語の影響力
とても大きくなる時期でもあります。

今まで覚えていたはずのことばが出てこない、
いつのまにか忘れてしまう•••そんな時期です。

以前、ベルリンの補習校の先生に、
小さな子どもたちには、翻訳ができない。
だから、現地語が一気に入ってきたとき、
日本語を使っていないと、そのまま日本語は
喪失してしまう。」
とうかがったことがあります。
(そのため、ベルリンの補習校では幼児教育にも
力を入れているそうです。)

このような状況に子どもが置かれた場合、
現地語の動詞や形容詞の増に、
日本語がなかなか追いつかないのではないでしょうか。

★★★

言語喪失をふせぎ、ゆっくりでも、確実に日本語力を
伸ばしていくためには、日々使うことが一番大切です。

ただ、日常生活の中では、使用する語彙が限られているのも
事実です。

動詞•形容詞を楽しく増やし、豊かな表現力を身につけるために
おすすめの本『三省堂 ことばつかい方絵じてん』です。

スクリーンショット 2014-09-15 19.27.59

 

 

 

 

 

 

 

テーマ別、場面別になっているので、文脈の中
ことばをおぼえられます。

文をつなぐことば、同音異義語、反対語なども
充実しています。

1冊あれば、3歳くらいから、小学生まで楽しめます。
大人が読んでも「へえー」と思える内容で、
心からおすすめします。

 

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