急にぐんと伸びる日

母語として学ぶ時も、外国語として学ぶ時も、
習い始めというのは、成果が目に見えてわかります。

挨拶が言えるようになった!
ひらがなが書けるようになった!
標識がなんとなく読めるようになった!

などなど。

★★★

しんどいのは、外国語の場合、初級後半から中級
自分の伸びが、自分でよくわからなくなった時

中級から上級上級者への壁の厚さに、立ちすくむ時です。

母語や継承語として日本語を学ぶ場合にも、
小さい時よりも、少し大きくなってからのほうが、
モチベーションの維持が難しくなります。

おうちの人の言うことを、ただ聞く年齢ではなくなるからです。

「こんなにがんばっているのに、どうしてできないの?」
「去年はできていたのに、どうして忘れてしまうの?」

心配になることも、イライラしてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、「焦らない、比べない、でも続けること」
心の中で唱えてみてください。(詳しくはこちら

ゆるく、長く続けることが大切です。

★★★

語学の習得は、右上がりの直線グラフではありません。

何も起きていないかに見える停滞期や、
心配になってしまう減退期もあります。

しかし、続けてさえいれば、長い目で見た場合、
必ず右上がりになっているものなのです。

特にお子さんや若い学習者の場合、ふとしたきっかけで、
ぐんと伸びることがよくあります。

★★★

私の知っているお子さん(11歳)は、今まで日本語にあまり興味がなく、
家庭でお母様と話す以外に、使おうとはしませんでした。
ところが最近、「プリティ•リズム」というアニメのDVDを
友達に借りたことで、一気に日本語力が高まりました。

今まで使っていなかった語彙が使えるようになり、
会話で使う自然な表現も身につきました。

将来、日本に留学したいそうで、日本語の勉強にも力を
入れています。

ほかのお子さんで、漢字の苦手な中学生がいました。
一生懸命、小学校までは補習校に通っていたのですが、
授業を理解することもやっとの状態だったそうです。

その子が、親戚にもらった日本のファッション雑誌
読んだことをきっかけに、一変しました。

雑誌の隅から隅まで、親御さんに漢字の読み方を教えてもらいながら読み、
それからも、日本のファッション誌や、ファッション関係の本をたくさん
読むようになりました。

今では、日本で就職し、立派なキャリアウーマンです。

★★★

ほかにも、友達との出会いがきっかけで、今までほとんど話せなかった子が
たくさんお話してくれるようになったり、日本語でゲームをするうちに、
ぐんと日本語が上達した子もいます。

いつ、どこで、ぐんと急成長するかわからないのが語学ですが、
子どもの場合、それが特に顕著なのです。

アニメ、ファッション雑誌、友達、ゲーム•••

大人にとっては、日常生活のほんの一部でしかありません。

しかし、子どもにとっては、人生において大きな意味をもつことも
あります。それが、いつか、ぐんと伸びるための種になるのです。

★★★

日本語•日本文化に興味がもてそうなことを、ひとつでも見つけて、
ゆるく、長く続けてみてください。

いつか、ぐんと伸びる日が来ますから。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中